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こんにちは。

資格の大原の持田です。

議会制には一院制と二院制がありますが、日本はどちらを採用しているかおわかりでしょうか。

そう二院制ですね。

衆議院参議院です。

二院制をとる場合、両院に優劣をつける制度と両院を対等にする制度があるのですが、日本はどうなっているのでしょう。

日本の場合は、衆議院が参議院よりも優位にあるとされています。

衆議院は任期が短い、解散がある→選挙が多い→より国民の意思を反映しているためです。

1つ例をあげると、先議権という権利があります。

議案を先に議決できる権利です。

ではどのような場合に衆議院に先議権が認められるのでしょうか。

日本国憲法は予算について衆議院に先議権を認めています。

予算とは、国の収入・支出の見積もりのことです。

国は予算がない=おカネがないと動けませんので、予算を成立させるというのはとても重要です。

つまりおカネに関しては衆議院が強い力をもっているということです。

では、憲法上、予算以外に衆議院の先議権が認められているものはあるでしょうか。

実はありません!

例えば、法律案についても、衆→参という順番となる方が多いのですが、憲法上は、参→衆という順番でもOKです。

今回の水道法がなぜ参→衆の順番となったのかについては色々と事情があるのですが、憲法と関係ないので省きます。

先議は「せんぎ」(3文字)ときたら、予算「よさん」(3文字)です。3文字ペアでおさえましょう!

ということで、衆議院の先議権についてでした。

首都圏担当:持田 講師
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