こんにちは。
資格の大原行政書士講座の蓑島です。
情報通信・個人情報保護では、ITや情報セキュリティに関する用語が頻出です。
絶対におさえておきたいテーマとしては、AI、仮想通貨、フィンテック等があります。
ここ数日、仮想通貨取引所「コインチェック」から約580億円相当の仮想通貨「NEM」が流出した事件が話題になっていますよね。
昨年もビットコインが出題されていますので、今回は仮想通貨に関する要チェックな用語をご紹介します!
仮想通貨:国家の裏づけなくネットワークなどを介して流通する決済手段(出典 2017年行政書士試験問題50)。最も有名なものにビットコインがあります。また、イーサリアム、リップル、NEM等、ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコイン(alternative coin)と呼ぶことがあります。
ブロックチェーン:情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、取引記録を分散的に処理・記録するデータベースの一種で、「ビットコイン」等の仮想通貨に用いられている基盤技術(出典 「平成28年版情報通信白書」(総務省)http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nd300000.html)。
ブロック(台帳)がつながってチェーン状になっているネットワークです。中心となるサーバがなく分散型である点が特徴です。
ICO(イニシャル・コイン・オファリング):企業等が電子的にトークン(証票)を発行して、公衆から資金調達を行う行為の総称です。トークンセールと呼ばれることもあります(出典 金融庁HP http://www.fsa.go.jp/access/29/172b.html)。
仮想通貨による企業の資金調達です。日本でもベンチャー企業で実施例があります。
改正資金決済法:2017年4月に改正法が施行され、仮想通貨に関する制度整備が行われました。主な内容は、①登録制の導入(金融庁・財務局の登録を受けた業者のみが国内で仮想通貨交換サービスを行うことができる)、②利用者への適切な情報提供、③利用者財産の分別管理、④取引時確認の実施(出典 金融庁HP http://www.fsa.go.jp/common/about/20170403.pdf#search=%27%E9%87%91%E8%9E%8D%E5%BA%81+%E6%94%B9%E6%AD%A3%E8%B3%87%E9%87%91%E6%B1%BA%E6%B8%88%E6%B3%95%27)。
ちなみに、コインチェックは登録審査中でした。
行政書士になると様々な方とおつきあいすることになりますので、社会常識を身につけることも必要です。
また、新聞・ニュースには思わぬところにビジネスのヒントが隠れているかもしれません。
合格した後のことも考えて時事を強い受験生になりましょう!