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こんにちは。資格の大原行政書士講座の蓑島です。

情報通信・個人情報保護では、ITや情報セキュリティに関する用語が頻出です。

絶対におさえておきたいテーマとしては、AI仮想通貨フィンテック等があります。

AIは、インターネット検索エンジン、音声検索、ロボット等、すでに我々の生活の中でも利用されつつあります。また、メガバンク、IT系企業等では業務でのAI活用も進んでいるそうです。行政書士試験では2016年にAIに関する問題が出題されていますので、今回はAIに関する要チェックな用語をご紹介します!

AI(人工知能):人工知能(AI)という言葉が、初めて世に知られたのは1956年の国際学会と比較的新しい。人工知能(AI)は、大まかには「知的な機械、特に、知的なコンピュータプログラムを作る科学と技術」と説明されているものの、その定義は研究者によって異なっている状況にある。

(出典 「平成28年版情報通信白書」(総務省)http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nd300000.html

第1次人工知能ブーム:第一次人工知能(AI)ブームは、1950年代後半~1960年代である。コンピューターによる「推論」や「探索」が可能となり、特定の問題に対して解を提示できるようになったことがブームの要因である。

(出典 「平成28年版情報通信白書」(総務省)http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nd300000.html

当時は迷路の解き方や定理の証明のような単純な仮説の問題しか扱うことができないという限界がありました。

第2次人工知能ブーム:第二次人工知能(AI)ブームは、1980年代である。「知識」(コンピューターが推論するために必要な様々な情報を、コンピューターが認識できる形で記述したもの)を与えることで人工知能(AI)が実用可能な水準に達し、多数のエキスパートシステム(専門分野の知識を取り込んだ上で推論することで、その分野の専門家のように振る舞うプログラム)が生み出された。

(出典 「平成28年版情報通信白書」(総務省)http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nd300000.html

当時はコンピューターが必要な情報を自ら収集して蓄積することができないという限界がありました。

第3次人工知能ブーム:第三次人工知能(AI)ブームは、2000年代から現在まで続いている。まず、現在「ビッグデータ」と呼ばれているような大量のデータを用いることで人工知能(AI)自身が知識を獲得する「機械学習」が実用化された。

(出典 「平成28年版情報通信白書」(総務省)http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nd300000.html

特に2012年の画像認識コンテストでカナダ・トロント大のジェフリー・ヒントン教授のチームが「ディープランニング」という技術を使用した手法で圧勝したことが大きな影響を与えています。

ディープラーニング(深層学習):ニューラルネットワークを用いた機械学習における技術の一つである。予測したいものに適した特徴量そのものを大量のデータから自動的に学習することができる。

(出典 「平成28年版情報通信白書」(総務省)http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nd300000.html

ニューラルネットワークは、人間の脳の神経細胞の仕組みをまねたものです。ディープラーニングにより画像や音声を認識する精度が高まったとされています。例えば、人間に教えられなくてもコンピュータが猫を認識できるようになったという有名な話があります。

シンギュラリティ:ICTが人間の知能を超える境界、技術的特異点。

(出典 「平成28年版情報通信白書」(総務省)http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nd300000.html

米国の未来学者レイ・カーツワイル氏は2045年にシンギュラリティが到来すると予言しています。

AIは人間を超えるのか。こんな事まで勉強できてしまう行政書士試験はすばらしいですね。

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