行政書士受験生の皆さん、こんにちは。
大原の専任講師の松井です。
またまた、クイズです!
次の文章は「○」でしょうか、「×」でしょうか?
1.平成25(2013)年10月1日現在の高齢者人口(65歳以上の方の人口)は、人口全体の4分の1を超えている。
2.平成25(2013)年の都道府県別の高齢者人口統計によれば、高齢者人口が最も多いのは東京都である。
では、解答です。
1.も2.も「○」です。
実は、このクイズは平成27年度の本試験で出題された問題53です。
では問題1について考えていきましょう。
本試験では「4分の1」を超えていますか?と出題されていますので、「4分の1」は超えている、という認識はしっかり持ちましょう!
4月14日に総務省が日本の人口推計(平成28年10月1日現在)を公表しました。
高齢者人口の割合は上昇が続いています。「高齢者人口割合はさらに27%を超えた」ということです。
日本の総人口は約1億2700万人でした(覚えていますか?)。
我が国の総人口は平成17年に戦後初めて前年を下回ったのち、20年にピークとなり、23年以降、6年連続して減少しています。
それに対して高齢者人口は3459万1000人であり、前年に比べ72万3000人増加しました。総人口は減少傾向にありますが、高齢者人口は増加傾向にありますね。
次に問題2について考えていきます。
都道府県別に人口の動向をご紹介します。
日本のなかで一番人口の多い都道府県はどこでしょうか?(平成28年10月1日現在)
1位は東京都の1362万4000人です。日本の総人口の10.7%を占めています。
では、人口の多い都道府県上位5位までご紹介します。カッコ内の数字は日本の総人口に占める割合です。
1位 東京都 1362万4000人(10.7%)
2位 神奈川県 914万5000人(7.2%)
3位 大阪府 883万3000人(7.0%)
4位 愛知県 750万7000人(5.9%)
5位 埼玉県 728万9000人(5.7%)
次に都道府県別に高齢者人口を見てみましょう。(平成26年のデータ)。上位5位をご紹介しましょう。カッコ内は人口です。
1位 東京都 (301万1000人)
2位 大阪府 (226万7000人)
3位 神奈川県 (211万5000人)
4位 埼玉県 (173万7000人)
5位 愛知県 (172万8000人)
人口が多い都道府県と、高齢者人口が多い都道府県は順位が異なるだけで、同じですよね。
いかがでしたでしょうか?
ありがとうございました。