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皆さん、こんにちは。

今回は、一般知識(情報通信・個人情報保護)の作問を担当されていると予想される試験委員のうち、指宿信教授(成城大学法学部)に関する御紹介をしてまいります。

基本情報

研究分野

刑事手続法、サイバー法、法情報学、刑事訴訟法

担当授業科目

刑事訴訟法

所属学会

情報ネットワーク法学会、法とコンピュータ学会、コンピュータ利用教育協議会日本刑法学会、日米法学会、犯罪社会学会、法と心理学会

主な著書

2009年「無実を探せ! イノセンス・プロジェクト — DNA鑑定で冤罪を晴らした人々」

2010年「法情報学の世界」

2016年「リーガル・リサーチ(第5版)」

2016年「被疑者取調べ録画制度の最前線:可視化をめぐる法と諸科学」

2018年「GPS捜査とプライバシー保護:位置情報取得捜査に対する規制を考える」

キーワード

指宿先生は、「刑事訴訟法」が専門ですが、成城大学HPに「第二の専門として、『法情報学』を研究しています」とあります。法情報学とは、「法律関連情報(法情報)をめぐる研究」と「法にかかわる情報学的考察」を行う学問です。

過去の本試験の問題をみると、平成27年問題57の「位置情報GPS」、平成28年問題54の「人工知能」に関する問題等が、指宿先生の専門に近いと思われます。

「情報通信」の分野では、「用語」に関する問題が出題されています。著書に掲載されているものに、「電子商取引」「ユビキタス」「TEXT」「HTML」「PDF」「XMLSGML)」「JPEGファイル」「テキストファイル形式」「ウェブブラウザソフト」「ゲートウェイ」「オフラインデータベース」「リポジトリ」「デジタルアーカイブ」等があります(「法情報学の世界」「リーガル・リサーチ(第5版)」より)。知らない用語は調べておきましょう。

指宿教授の著書「リーガル・リサーチ」には、インターネットによる検索方法に関する記載があります。

ディレクトリー系ディレクトリー型検索エンジン)」は、ウェブサイトが内容によるカデゴリー(ディレクトリー)に分類して作成されており、検索者が「大分類→中分類→小分類」と、目的の情報をたどっていくという方法です。具体的には、「青森県の温泉に行きたいな」と考えている検索者が「国内旅行→青森県→温泉」というように、順番にクリックし、必要な情報にたどり着くという方法です。

ロボット系(ロボット型検索エンジン)」は、検索者がキーワードを入力すると、ロボット(一種のプログラム)がインターネット上を巡回して、そのキーワードを含む情報を収集する、というものです。通常のキーワード検索はこちらです。

一般知識予想問題 2018 ~試験委員から読み解く~ 一覧

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