皆さん、こんにちは。
今回は、一般知識(政治・経済・社会)の作問を担当されていると予想される試験委員のうち、沼尾波子教授(東洋大学国際学部国際地域学科)に関する御紹介をしてまいります。
基本情報
研究分野
経済学、経済政策
研究キーワード
地方財政、地方自治体、地域経済
担当授業科目
地方自治論、公共経営論、国際地域学演習
所属学会
日本地方財政学会、日本財政学会
主な著書
2011年「福祉の経済学」(NHK学園)
2014年「釧路市の生活保護行政と福祉職・櫛部武俊」(公人社)
2015年「人口減少時代の地域づくり読本」(公職研)
2017年「地方財政を学ぶ」(有斐閣)
2017年「新しい地方財政の展望 アベノミクスを超えて」(地方自治総合研究所)
キーワード
沼尾教授の著書をみますと、キーワードとして「福祉」「生活保護」「人口減少」「地方財政」が挙げられます。
また、最近の論文や講演会、連載コラムを調べてみますと、「地方創生」「社会保障」「少子化対策・子育て支援」「生涯未婚率」「働き方改革」「農業問題」をテーマとして挙げております。
沼尾教授の専門分野は範囲が広く、どの分野から出題されるかは難しいところですが、まず、「働き方改革」について関連法が本年6月に成立しています。
施行は来年以降になりますが、時間外労働の上限規制、勤務時間、インターバル制度、高度プロフェッショナル制度をおさえておきましょう。
下記に厚生労働省が作成した資料が掲載されております。
https://www.mhlw.go.jp/content/000332869.pdf
「地方財政」は、2007年、2010年、2014年に出題されていますが、その後出題がありませんので、そろそろ出題されるかもしれません。
「社会保障(貧困問題)」に関する問題は頻出で、2008年、2009年(2問)、2011年、2015年、2017年に出題されています。
特に公的年金、介護保険、生活保護が重要です。
社会福祉に関する問題も出題される可能性がありますので、児童福祉関連で、保育所、児童手当・児童扶養手当等、公立高等学校の授業料無償化、児童相談所に関する基本事項もおさえておきましょう。