今回は、行政書士試験の一般知識問題対策の情報提供になります。
テーマは「政治用語」です。
官僚
国の政策の決定に影響を及ぼす公務員のこと。具体的には、各省庁の事務次官や、局・部・課の長など、国のトップクラスの公務員を指す。キャリアとも呼ばれる。
オンブズマン制度
高い識見と権威を備えた第三者(オンブズマン)が、国民の行政に対する苦情を受け付け、中立的な立場からその原因を究明し、是正措置を勧告することにより、簡易迅速に問題を解決するもの。19世紀初めにスウェーデンにおいて初めて設置された。日本においては、総務省の行政相談制度がオンブズマンの機能を担う制度の一つとして挙げられる。
ロビイスト
議会のロビーなどで、圧力団体の利益の実現のために、政党や議員に働きかけを行う人のこと。アメリカにおいて発達した。
名望家政党
地位や教養、財産を持ち、社会の尊敬を受ける名望家が幹部となって、その組織と活動の中心となっている政党のこと。17世紀イギリスのトーリー党やホイッグ党、戦前の日本における立憲政友会や憲政会などが代表例。
大衆政党
大衆や大衆組織に支持され、政党の党首や幹部が大衆の政治的な要求を集約し、政治に反映していく政党。普通選挙制度が導入され、選挙権の拡大によって生まれた。
マニフェスト
選挙の際に有権者に対して示す、具体的な政策内容や数値目標などを記載した文書。政権公約とも言う。日本においては、2005年の衆議院選挙時に各政党が発表して定着した。
55年体制
1955年に成立した、戦後の日本における政党政治の体制のこと。1955年に左右両派に分裂していた日本社会党が統一され、同年、保守陣営の自由党と民主党が統一されて自由民主党となった。これにより、自民党が代表する保守と社会党が代表する革新の対決という構図が生まれた。
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