今回は、行政書士試験の一般知識問題対策の情報提供になります。
テーマは「経済用語(その1)」です。
経済主体
自らの意思に基づいて、生産、流通、消費の経済活動を行う基本的単位のこと。家計・企業・政府の3つを指す。
生産要素
生産活動に必要な要素のこと。労働力・土地・資本を「生産の三要素」という。
市場価格
競争市場において成立する、財やサービスの価格のこと。需要と供給の変化によって市場価格は変動することになる。競争価格ともいう。
独占価格
独占企業が自らの判断で決定する価格のこと。競争相手がないため、独占している大企業は高い価格の設定も可能であり、これにより大きな利潤を得ることができる。
寡占価格
寡占市場で見られる価格のこと。供給者が少数であるため、企業側が需給関係を考慮して、利潤や市場支配率が大きくなるように決定することができる。
管理価格
寡占市場において、企業が生産費に一定の利潤を上乗せして設定する価格のこと。市場の需給関係によらず、プライスリーダーによって決定され、他社が追随する価格であり、価格の下方硬直性(価格が下がりにくい)がみられる。
非価格競争
寡占市場において、商品の品質やブランド、アフターサービス、広告・宣伝等の、価格以外の分野で他社商品と差別化を図り、付加価値を高める競争のこと。
再販売価格維持制度
メーカーが商品の価格を決定して、その価格で全国一律で販売する制度。独占禁止法上は原則として禁止されている再販売価格の指定を例外的に認める制度で、書籍、雑誌、新聞等で認められている。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。