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行政書士受験生の皆さん、こんにちは。

大原の専任講師の松井です。

厚生労働省が5月16日に労働政策審議会同一労働同一賃金部会の資料を公表しました。

同一労働同一賃金のひとつとしていわゆる正規雇用労働者(無期雇用フルタイム労働者)と非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)の間の不合理な待遇差の解消を目指すものです。

この政策は安倍内閣が取り組んでいる働き方改革の一つなのです。

フルタイム労働者とパートタイム労働者の賃金水準を欧米諸国と遜色のない水準にすることを目指し関連法案について討論されています。

働き方改革は「一億総活躍プラン」の中の目標の一つです。

一億総活躍社会とは、女性も男性も、お年寄りも若者も、一度失敗を経験した方も、障害や難病のある方も、家庭で、職場で、地域で、あらゆる場で、誰もが活躍できる、いわば全員参加型の社会です。

この一億総活躍社会の実現に向けて、安倍内閣は3つの大きな目標を掲げました。

それは、

「希望を生み出す強い経済でGDP600兆円の実現」
「夢をつむぐ子育て支援で希望出生率1.8の実現」
「安心につながる社会保障で介護離職ゼロの実現」

です。

介護離職ゼロにより労働参加率を向上させ、生産性が向上します。

その強い経済で生み出された成長の果実が子育て支援や介護の基盤強化に分配されます。

この3つが相互に作用することにより好循環を生み出そうというわけです。

試験対策としては具体的な数字として、「GDP600兆円」「希望出生率1.8」に注目しておけばよいと思います。

そもそもGDPとは何でしょうか?

一定期間内に日本の国内で生み出された付加価値の総額がGDPです。

GDPの額でその国の経済活動の規模がわかります。GDPの額が大きければその国の経済活動の規模が大きい国ということになります。GDPが前の年よりも今年の数値が大きければ、それだけ経済が成長したということになります。

希望出生率とは国民の希望がかなった場合の出生率という数字です。それは合計特殊出生率という数字をもとに考えられています。

合計特殊出生率とはどのような数値でしょうか?

その年次の15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性が仮にその年次の年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの子どもの数のことです。

簡単に申しますと、1人の女性が一生の間に生む子どもの数ということです。

一億総活躍プランでの取り組みをご紹介していきたいと思います。

いかがでしたでしょうか?
ありがとうございました。

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