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今回は、行政書士試験の一般知識問題対策の情報提供になります。

テーマは「アメリカ大統領選挙」です。

今年の1月20日に、ジョー・バイデン氏が第46代アメリカ大統領に就任しましたが、今回の大統領選挙は、いろいろな動きがあり、かなり大きなニュースとなっておりました。

この大統領選挙について、ご紹介いたします。

アメリカ大統領選挙は、4年に1度、行われます。

そして、このアメリカ大統領選挙には、大きく2つの段階があります。

第1段階は、民主党・共和党の各党が、大統領候補者1人を決定する手続きです。

この各党の大統領候補者は、全国党大会で、各州の代議員が投票して選びます。

この全国党大会で投票する代議員を決める方法が、「党員集会」と「予備選挙」になります。

簡単に説明しますと、党員集会は話し合いで代議員を選ぶ方式で、予備選挙は投票によって代議員を選ぶ方式です。

なお、予備選挙や党員集会が集中する日を「スーパーチューズデー」といいます。

2020年の「スーパーチューズデー」は、3月3日で、14の州で、代議員の約3分の1が決まりました。

そして重要なのが、第2段階の、共和党候補者と民主党候補者が、大統領の地位をかけて争う本選挙です。

この本選挙は州ごとに行われ、一般の有権者が投票するのですが、ここで選ばれるのは、各州の「選挙人」です。

つまり、有権者は直接大統領を選ぶのではなく、大統領選挙の選挙人を選ぶのです。

選挙人の人数は州ごとに異なり、人口の多いカリフォルニア州は55人、逆に少ないモンタナ州では3人です。

この選挙人は、グループに分かれており、どちらの候補を支持しているか表明しています。

そして有権者は、どちらかの党のグループに投票し、間接的に大統領を選ぶわけです。

なお、本選挙は原則として「勝者独占方式」で、その州で1票差であっても、最多得票となった党が、その州全体の選挙人全員を獲得します。

この本選挙で、各州の勝者と、獲得した選挙人の数が決まります。

その後、選ばれた選挙人が12月に投票し、翌年1月に正式に新大統領が就任します。

最後に、全体の流れをまとめておきます。

1.「党員集会」と「予備選挙」で、州ごとに代議員を決めます。

2.この代議員が全国党大会で投票し、各党の大統領候補者を決めます。

3.州ごとに、有権者の投票で選挙人を決めます(本選挙)。

4.この選挙人が大統領選挙で投票し、大統領を決めます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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