この記事をシェアする!

行政書士受験生の皆さん、こんにちは。

大原の専任講師の松井です。

5月7日にフランス大統領選挙(決選投票)が行われました。そして無所属のエマニュエル・マクロン氏(39歳)がフランス史上最も若い大統領として誕生しました。

第1回目の投票は4月23日に実施されました。しかしマクロン氏が得票率でトップでしたが、過半数には至らなかったため、1位のマクロン氏と、2位の国民戦線の党首のマリーヌ・ルペン氏の2人で決戦投票ということになったのです。

ニュースでは「史上最年少の大統領の誕生か?」あるいは「初めての女性大統領の誕生か?」といずれにしても「初めての」というキーワードで報道されていたように思います。

決選投票の結果、得票率はマクロン氏が66.1%、ルペン氏が33.9%でマクロン氏の勝利でした。なお、フランスの大統領の任期は5年です。

「フランスって大統領がいたの?」という方には、フランスの政治体制についてご理解いただけるように本試験問題からクイズです。

以下の文章の「○」、「×」を判断してください。

フランスでは、基本的に議院内閣制がとられており、大統領のほかに内閣を代表する首相がおかれ、大統領は外交上の儀礼的な権能を有するだけで、広く行政権は内閣に属し、かつ議会の解散権も内閣が有している。

答えは「×」です。

平成23年度の一般知識の問題として出題されました。

フランスの政治体制は、大統領制と議院内閣制の中間形態であることから、半大統領制とよばれています。また、フランスの大統領の権限は強大であり、議会の解散権を持っています。

諸外国の政治体制については時々出題されます。

「大統領はフランス以外にもいたかしら?」という方はこちらの問題も考えてみましょう。

「○」、「×」を判断してください。

アメリカでは、大統領制がとられ、大統領と議会は権力分立の原則が貫かれているため、議会は大統領の不信任を議決することができないし、大統領は議会の解散権、法案の提出権、議会が可決した法案の拒否権のいずれも有していない。

答えは「×」です。

この問題も平成23年度の一般知識の問題です。アメリカの大統領は、議会が可決した法案の拒否権を有しています。

アメリカの大統領はどなたでしたか?そうです。ドナルド・トランプ氏ですね。

いかがでしたでしょうか?
ありがとうございました。

松井講師の「ここがポイント!」の目次に戻る

この記事をシェアする!