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行政書士受験生の皆さん、こんにちは。

大原の専任講師の松井です。

「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋は4月6日に勤務間インターバルを3月から導入したことを発表しました。

勤務間インターバルとはどんなものでしょうか?

それは、勤務終了後、必ず一定時間以上の「休息時間」を設けることで、働く方の生活時間や睡眠時間を確保する制度です。最近、注目が集まっています。

次のような勤務形態を採用しているA社を例にして具体例をご紹介しましょう。

A社は始業時刻が9時、終業時刻が18時、休憩時間1時間という勤務形態であるとしましょう。

この会社に勤めるBさんはある日、18時から23時まで5時間の残業をしたとしましょう。

前日の終業時刻から翌日の始業時刻まで11時間のインターバル(休息時間)を置くとすると、翌日の始業時刻は10時に繰り下げてよい、という制度なのです。

前日に23時まで残業していたのですから、翌日は「もう少し寝かせてよ」と言いたいですよね。

休息時間数が9時間以上の勤務間インターバルを導入した事業主に対して、この目標を達成した場合に厚生労働省は助成金を支給するとしています。

勤務間インターバルの目標は「働く方の健康確保とワークライフ・バランスを実現」することにあります。ワークライフバランスとは仕事と生活の調和のことです。

なぜ、いま、ワークライフ・バランスが必要なのでしょうか?

例えば家庭の事情により、希望する形で働くことが難しい女性にとって仕事と生活の両立が困難な面がある点が挙げられます。

また、長時間労働が心身の健康に悪影響を与えることも懸念されています。

政府が目標としているものの一つに「多様な働き方・生き方が選択できる社会」があります。

つまりワークライフ・バランスが実現した社会の姿なのです。

いかがでしたでしょうか?
ありがとうございました。

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